E-learning エリア研修 中山道 木曽路編
<概要>
中山道は江戸時代に整備された五街道の一つで、日本の主要な街道網の一部を成していました。東海道と並ぶ重要な幹線道路で、江戸(現在の東京)と京都を結ぶ約530キロメートルの道のりでした。「中山道」という名前は、「中仙道」や「中山道」の字を用い、山地を通る中ほどの道という意味から来ています。
中山道は、険しい山地を越えるルートを取っており、長野県の険しい山々や岐阜県の峠道を通過するため、交通の難所が多い道でした。そのため、宿場町が整備され、旅人の休息や物資の補給のための拠点として機能しました。代表的な宿場町には、草津宿、奈良井宿、馬籠宿などがありました。これらの宿場町は、旅人のための宿泊施設や茶屋が並び、江戸時代の風情を今に伝える観光地として日本人だけではなく欧米諸国の観光客を中心に大人気の観光地となっております。
中山道は、単に物理的な移動手段だけでなく、文化や情報の伝達、商取引の重要なルートとしても機能していました。特に参勤交代の際には、大名やその一行が利用することが多く、政治的にも重要な役割を果たしていました。
また、中山道沿いには美しい自然景観や歴史的な建造物が点在しており、歴史好きやハイキング愛好者にとって魅力的な場所となっています。江戸時代の街道文化を体感できるだけでなく、自然の美しさや歴史的背景を楽しむことができる場所でもあります。
現在では、中山道の一部は国道や県道として利用されており、観光地としても整備が進んでいます。中山道を辿ることで、江戸時代の日本の旅文化や歴史を深く感じることができるでしょう。
<こんな方におすすめ>
- 中山道木曽路の概要が知りたい
- 木曽路を案内してみたい
- 下見の前にみどころなどを予習したい
- ツアー前に中山道のガイディングポイントを確認したい
- ツアー中の話題(ネタ)を増やしたい
<動画で学べること>
- 歴史、地理など街(エリア)の概要
- 地元をよく知るガイドならではのハイライト
- ガイディングのポイント、ゲストの心の掴み方を伝授
- 数多くのゲストをご案内したガイドおすすめのスポット
- 下見に行くときの見ておくべきポイント
- ローカルフードについて
<講師>
池津 敦子(いけつ あつこ)
英語・フランス語の全国通訳案内士
ロングのスルーガイドを中心に年間130日程度稼働
いわゆるゴールデンルートを大型バスで巡るツァーから、
熊野古道や四国遍路などのウォーキングツァーまで、
幅広く対応し、日本人の心を伝えている。
人物エピソード・伝説・物語などのストーリーテリングで
ツアーを彩るように心がけている。